経理課に配属になって10年がたちました。
そこで、10年前の当時を振り返ってみようと思います。
これから簿記を勉強しようとしてる人、
簿記3級を目指して猛勉強をしている人へ、
勉強の合間にちょっと一息。
簿記の勉強のアドバイスにはなりませんが、ぜひ読んでみてください。
- 簿記3級を満点で合格するために、やったこと
- 初めて簿記を勉強してから経理マンになるまで
- サラリーマンが、簿記の知識なしで経理課に配属された理由

簿記3級を満点で合格するためにやったこと
- 大栄経理(アビバ)の3級講座をじっくりとやる。
- 過去20回分の第1問の問題をやる。
- 市販のネットスクールの予想問題を全部やる。
- ネットスクールの直前予想大会(無料)に参加。
- 資格の大原の模擬テスト(無料)に参加。
大栄経理(アビバ)の3級講座をじっくりとやる
まずは、簿記学校の教材をしっかりと勉強しました。
通常の業務でも簿記は使うので、わからないポイントを作らないようにじっくりと基礎を頭に詰め込みました。
簿記3級は、基礎である勘定科目の性質を覚えるのが最初の難関でした。
次から次に新しいのが出てきて、簿記てめっちゃ難しいて思ったことあります。
さらには、帳簿だったり、試算表や決算書の作成などなど初めて見るものばかりで難関のオンパレードだった気がします。
決算仕訳の、未払金・未収入金等など、当時は形にはめ込んで覚えてました。
シー クリ クリ シ クリ ウリ
なんて、覚え方もありました。
過去20回分の第1問の問題をやる
日商簿記検定試験の問題は、問題の文章でややこしく問いかけてきます。
そこで、試験の文章になれるために過去20回分の問題をこなして試験問題の文章になれる練習をしました。
こちらの簿記ナビで無料で過去問が見れます。
市販のネットスクールの予想問題を全部やる
本屋さんの簿記コーナーに行けば数冊置いてある、第○回予想問題、的中率⚪︎パーセントて書いてある問題集です。
これ、テスト形式で数回分付いてるんですが全部やると範囲をほぼ網羅してるので的中率もあってると思います。
出版社によって難易度が多少異なりますが、どれが1つやっておくといいと思います。

ネットスクールの直前予想大会(無料)に参加
試験前にモチベーションを高めるために、LAIVEで直前予想をやってくれるネットスクールさんの直前予想大会に参加しました。
ネットスクールの簿記の先生が試験を予想して、みんなが難しいであろうポイントを解説してくれます。
後々の生徒獲得の宣伝もかねてるからか、とても分かりやすく丁寧に教えてくれます。
資格の大原の模擬テスト(無料)に参加
本番の試験に緊張しないように資格の大原の直前予想模擬テストにも参加しました。
こちらも、今後の生徒獲得を目指しているため本番さながらの試験の雰囲気を味わえます。
終わった後に、1時間ていどで先生がポイントを解説してくれます。
最後に、今回受けた受験生の点数をデーターでもらえて自分の位置がわかります。

まったく、簿記を知らないのに経理課に配属
生まれて、経理課に配属されるまで『簿記』なんて聞いたこともなかったです。
あとで聞いた話しですが、私が経理課に配属された理由は、
『資格をいっぱい持ってたから』だそうです。
学生時代の夢は空港で働くことでした。
当時は、夢がかなって卒業後は関空で働いてました。
その後、関空で10年間働きましたが、給料が少なかったので転職し現在は空港とは全く関係のない会社に転職したのでした。
大企業は、複数の人が経理をやってるんでしょうが、中小企業は少人数で経理をしてます。
私の会社の経理課所属の社員は、現在私1人です。
あとは、派遣の女性スタッフ1人。
私が経理課に配属した時は、定年退職を控えた人が1人と現在と同じで、派遣の女性スタッフ1人いました。
私は、定年退職を控えた人の変わりに配属されました。
私にゆるされた引継ぎ期間は、1年半でした。
1年半で簿記をマスターして会社の経理の仕事をマスターしなければいけない環境でした。
簿記の勉強開始、簿記学校へ
会社の業務の引継ぎをしつつ簿記の資格を取ることに…。
会社は定年退職をする経理課の課長の代わりなので、しっかりと簿記を勉強させたかったからか簿記学校へ行かせてもらいました。
会社からは
と激励されたのでした。
(簿記2級うからなかったらクビだよ!てお尻をつつかれてましたけど…。)
部長には会社に来なくていいからと言われましたが、引継ぎする定年退職間近の課長は、会社に来て引継ぎしてほしいと言われたので週2回学校に行くことにしました。
簿記学校は、部長が手配してくれました。
手配してくれたのは、大栄経理学園(アビバ)です。
部長が申し込んでくれたのは、学校に行ってそこのパソコン画面で講座を見て勉強するスタイルでした。
私が勉強をし始めたのは、11月からです。
日商簿記検定3級の試験は2月だから勉強時間は3ヵ月間、また日商簿記検定2級の試験は6月なので4ヵ月間勉強しました。
合計7ヵ月間みっちり簿記を勉強をしました。
約半年間、週2回ゆるいサラリーマンの、学生生活がスタートです。
学校が始まるのは、いつもよりも2時間以上もおそい10時からです。
そのため、今まで幼稚園の送り迎えなんてできなかったけど、このときはじめまして幼稚園に子供を連れて行くことができました。
朝はのんびりできるし、会社の張り詰めた緊張感もなく終わりも会社より1時間早く帰れて残業もなしです。
このゆるい簿記学校の生活はいままで残業続きだった私には、天国でした。
大栄経理学園がアビバと統合のため通信講座が利用可能に
簿記3級の勉強をコツコツと頑張っていたある日、大栄経理学園とアビバが統合して通っている大栄経理学園がなくなり近くのアビバに移動することになりました。
学校側の事情の移動だったので、講座のWEBサービスがプラスされたのです。
結果、学校に行かなくても家のパソコンで勉強ができるようになりました。
しかし、雰囲気も大事だということで、アビバに通って勉強することにしました。
(いろいろ面倒なので会社には、報告してません。)
行く場所が大栄経理から、アビバに変わっただけで交通費も変わらないし細かいことは気にしない主義です。
状況的には会社でも家でもどこでもパソコンがあれば講座を受けれる環境に変わったのです。
家で問題をやっていてわからなかったところの内容を、もう一度、家にいながらWEB講座で勉強することができたところです。
わからないときに、すぐに聞くことができたのでわからないことが即座に解決できる環境になったので簿記の勉強がかなりはかどりました。
日商簿記検定試験3級、満点で合格
大栄経理の頃は、先生が学校に在中してるのでわからないことは質問すると教えてくれる環境でしたが、アビバはパソコンスクールなので簿記の先生は在中しておらずメールでのわからないことはメールで質問することになりました。
もともとガンガン質問するタイプではないので、LIVEの授業よりWEBのビデオの講座のほうが自分には合ってたと思います。
WEBビデオ講座の場合、わからないところは繰り返し再生して自分のペースで勉強できるのがとってもよかったです。
こんな感じで、簿記3級の基礎をみっちり3か月勉強したおかげで日商簿記検定試験を 満点で合格することができました。
さらなる高みを目指して簿記2級
簿記のテストは、70点以上で合格です。
簿記の試験で、100点を取る必要はありません。
私の場合は経理が仕事だったので、心の中で30%も間違う経理だったら会社つぶれてしまいませんか?
て思ってたので、100点目指して試験受けてました。
あの頃の最終目標は簿記2級です。
簿記3級で100点とった結果、簿記2級も絶対100点とってやるて思って勉強しました。
またいつか、詳しく書くかもですが結果は96点で惜しくも簿記2級で100点はとれませんでした。
今回簿記3級と2級の試験を受けて思ったことは、簿記2級も3級も基本をしっかりマスターして、試験特有の文章の言い回しになれておけばどんな問題がきても対応できます。
私の受けた回は簿記2級・3級ともに合格率の低い回でしたが、そんなに難しく感じるポイントはありませんでした。
このことから、簿記の合格率の低い回はみんなの苦手分野からの出題されている問題がおおいのかな?と思います。
簿記も時代に合わせて出題範囲が変更されてますが、基本さえ押さえていれば簿記2級までは合格できます。
簿記に挑戦される方、苦手分野をつくらないのが簿記への合格への近道かとおもいます