(@mokurin1979)です。
①小額の保証金でスタートできて手軽に始められる。
②初めての方でも新規参入して稼ぎやすい。
FXは、上記のようなイメージが強く初心者の方で最近は参入する方も多いのですが、FXは、自己資金の何十倍いや、何百倍の金額に相当する外貨を売買することができるます。
と言うことは、それだけハイリスクになりやすい投資になります。
その為に、リスクを回避する方法については、しっかりとした知識を持つことがFXで失敗しないポイントになります。
FXのリスク〜その1〜為替変動
外貨を扱うすべての金融商品にあり得るリスクです。
外国為替レートの変動で、為替差益で得をする可能性もありますが、逆に損をする可能性もあります。
FXの場合は他の金融商品と違い、証拠金取引ですので、利益が出れば大きく儲けられる代わりに損も大きくなってしまいます。
例えば、
1ドル=100円のときに10万円を証拠金(保証金)として、1万通貨(100万円分)を買い入れたとしましょう。
そして、
米ドルが1ドル=95円に下がってしまったとします。
【購入時価格】100円×10,000=1,000,000円
【現時点価格】 95円×10,000=950,000円
1,000,000円-950,000円=50,000円
となり、5万円の含み損が出ていることになります。
ドルが、5円下がっただけで、5万円の損をしたことになり、証拠金は5万円に減ってしまいます。
逆に、
米ドルが1ドル=105円に上がったとします。
【購入時価格】100円×10,000=1,000,000円
【現時点価格】105円×10,000=1,500,000円
となり、5万円の含み益が出ていることになります。
5円の上げ下げで、もとの証拠金に対して5%の損失となったり、5%の利益となったりします。
FXでは、小さな投資額で大きな利益も得られるかわりに、負けたときの損失も大きくなります。
先程は、証拠金10万円で100万円分の外貨を運用する例でしたので、レバレッジは10倍でした。
次は、レバレッジの割合を変えて考えてみます。
1ドル=100円の時に、10万円の証拠金をもとに、5000通貨(50万円分)を買い入れたとします。
米ドルが1ドル=99円に下がってしまったら、
【購入時価格】100円×5,000=500,000円
【現時点価格】 99円×5,000=495,000円
差し引き5千円、すなわち1%の損失ですみます。
このように同じ証拠金でも、レバレッジの割合を低くすると損失も小さく押さえられます。その代わりに利益も少なくなりますね。
慣れた頃に、高いレバレッジに手を出しがちですが、これはギャンブルと同じです。
過多なリスクを背をうことのないようにお気をつけ下さい。
FXのリスク〜その2〜金利変動
スワップ金利とは、固定金利を変動金利へとスワップ(交換)すること、または逆に変動金利を固定金利へとスワップすることを「スワップ金利」と言います。
FXの魅力の1つがスワップ金利です。
今の日本の金利は、超低金利です。
その為、日本の銀行に貯金をしていても、金利はほとんど付きません。
しかし、日本の低金利通貨で世界の高金利通貨を買うとスワップ金利による利益が発生するのです。
しかし、外国為替証拠金取引は、通貨を「売る」ことができるので、金利が変動すると損失を負う場合もあるので注意が必要です。
今は、日本の金利が極端に低いので、どの国の通貨を買ってもスワップ金利で利益かまでます。
しかし、 この金利の差は永遠に続くわけではありません。日本の超低金利がいつまで続くかわかりませんが、金利が高くなった場合には、損がでます。
その為、常にニュース等で金利が上昇か低下をチェックしておく必要があります。
金利変動の要因として挙げられるのが、政治・経済、金融情勢の変化、政府の規制および外国為替市場の規制による取引制限などです。
日本円の金利が変わらなくても、ペア通貨(購入先の通貨)の金利が下がった場合には、金利差相当額も下がり、金利が変動で購入先の通貨の利息が低くなった場合には損失となります。
私みたいに、バラエティー番組ばかり見てたら駄目だね😓。
FXのリスク〜その3〜レバレッジの調整
レバレッジとは、簡単に説明すると少ないお金で大きなお金を動かすことです。
FXでは、このレバレッジの調整を誤ると、損が出ます。
安易に高い割合のレバレッジに手を出すと、あっという間に証拠金がなくなってしまうこともあります。
先程から何回も書いてますが、FXはリスクがつきものです。
FXでは、レバレッジを調整して、リスクとリターンをある程度調整できます。
その為、この金額までなら損してもかまわない、という金額を自分の中で決めておくことが重要になります。
例えば、20万円の資金で米ドルを1万通貨買っていた場合、
通貨が20円もさげてしまったら、資金がなくなりFX会社の方で強制決済されます。
高レバレッジにすればするほど、ちょっとした為替の変動で証拠金不足が生じる場合が高くなり、強制的に終了してしまうことがあります。
このシステムをマージンコールと言います。
損失によって、証拠金が少なくなってくると自動的に決済が行われる訳です。
実際には、マージンコールになってから決済されるまでには丸一日程度の猶予期間があります。
その間に業者からメールで通知があり、証拠金を追加するかポジション(購入している通貨額)を減らすかのどちらかの選択をすることになります。
マージンコールに関するルールはFX業者によって違いますが、FX業者の中には、細かい設定を自分で決めれる会社もあります。その為、自分の投資戦略にあった比率のFX業者を選ぶといいです。
次に、相場の急激な変動から顧客を守る意味で作られたシステムが自動ロスカットです。
このロスカットには自分の資金損失を小さく押さえてくれると言う良い点もあるのですが、難点もあるんです。
たとえば、この先上がりそうだと予想した通貨がいったん下げて、また上昇したとき。
この下がった段階で証拠金の損失が一定割合を超えていると決済されてしまいます。
その為、後から稼ぐチャンスがあるのに、ロスカットされてしまうと稼ぐチャンスが奪われてしまいます。
こうなると、後々悔しい思いをすることになりかねないので、そうならないためにも、簡単にロスカットされないようなレバレッジの割合で取引を行うことが重要になってきます。
初心者の方であれば、最初は3倍程度に抑えておいたほうが無難だと思います。
FXのリスク〜その4〜オンライン取引
オンラインでおこなう金融取引にあり得るリスクは、売買中のインタ-ネット障害や、通信機器の故障、あとは通信障害などで取引が正常に行えなくなる事です。
また、入力を間違えて注文を入力してしまうことが考えられます。0ひとつでも違ったら大変なことになります。
また、電子認証に用いられるユ-ザ-ネ-ムやパスワ-ド等の情報が、漏洩した場合、その情報から損失が発生する可能性もあります。
システムトラブル時の対処法、セキュリティー、データ管理などの対処法は、FX取引業者によって様々ですので、これらのトラブルの対処法が信頼できることが、取引業者自体の信頼性にも通じると思います。
その為、取引前にしっかり確認しておきましょう。
さらに、オンラインでの取引がメインであっても、不測の事態に備えて電話や携帯(モバイル)での取引の方法もきちんと把握しておく事が重要です。
この前のすごい台風の時、数日の間も停電になったこともあったね…。
FXのリスク〜その5〜信用
FXをはじめようと思ったら、FX業者に証拠金を預けなければなりません。
その為、FXをする業者が、資金の管理ができる業者であるかを見極めが必要です。
過去には、投資家と業者の間で証拠金に関するトラブルが多く発生していたようです。
その後、改正金融先物取引法が整備されてからは証拠金に関するトラブルは無くなってきたようです。
しかし、資金を預けてるFXの業者がきちんと信託保全(お客が会社に預けたお金は、FX業者のお金と分別されていること)されていない場合、その業者が倒産したときに証拠金が帰ってくる保証がなくなります。
改正金融先物取引法では、投資家保護を目的としたル-ルが厳しく定められています。
また、FX業者の財務の健全性も強く求められています。
健全性の確認の仕方としては、金融先物取引業者の登録を完了している取引会社であれば、これらの基準を満たしているので、ホームページや、資料の中にこの登録番号等が掲載してあるか確認してください。
私の使っているFX業者は?

とりあえず、250万円を証拠金にして勝負してます。

ずっ〜と、やってると体力が持ちません。
とりあえず一旦、FX退席します。